スウの独り言

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アシュケナージ氏の引退と今日の1曲

こんにちは、スウです。

早速ですが、クラシック音楽界では先日こんなビッグニュースが↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200119/k10012250831000.html”世界的ピアニスト アシュケナージ氏が引退”(NHK NEWS WEB 2020年1月19日)

 アシュケナージ氏と言えば、世界三大コンクールと言われる「ショパン国際ピアノコンクール」「チャイコフスキー国際コンクール」「エリザベート王妃国際音楽コンクール」の全てで入賞(というより優勝×2と2位と書いた方が正確ですね)という実績をもつ、超世界的ピアニストです。勿論私も、同氏の演奏CDはいくつも持っております。

ファンとしては寂しいばかりですが、長い間私たちに素晴らしい演奏を届け続けてくださって本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。これからはお身体に気を付けてお元気にゆっくりと過ごされて欲しいですね。

 
🎼最初の1曲

 

さて、私がはじめて聴いたアシュケナージ氏の演奏はラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第2番で、今から15年ほど前だったと思います。というのも、その当時の私はTVドラマ『のだめカンタービレ』の大ブーム中。当然ドラマで出てきたクラシック音楽は努めて聴くようにしており、中でもストーリー上重要な意味を持つこの曲を欠くわけにはいかないわけです。
すぐにCDショップでお目当ての曲を探したのですが、当時の私は情けなくもアシュケナージ氏のことは殆ど知らず、本当に偶々手に取ったのが彼のCDでした。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/08/02
  • メディア: CD
 

 (プレヴィン指揮ロンドン交響楽団との録音)

当時の私はオーケストラ曲に偏って聴いており、ピアノの透き通った美しい音色がオーケストラに入ったときの音の印象の違いが衝撃的だったのを覚えています。
そんな感じで、アシュケナージ氏と言えば一般的にはショパン弾きだという印象が強いようですが、私にとってはラフマニノフのイメージが強くあります。

 
🎼今日の1曲

 

アシュケナージ氏の演奏から、今日の1曲をご紹介します。この流れでラフマニノフのピアノ協奏曲2番としても良いのですが、あえて別の曲を。ベートーヴェン作曲、ピアノソナタ23番『熱情』です。YouTubeには色々なピアニストの演奏がアップされていますが、個人的にベストオブ熱情はコレ。
特に2楽章は心にじーんとくる美しさで何度だって聴きたくなります。ロンドンの教会で録音されたそうですが、月明かりにステンドグラスが教会内を青白く照らす、そんな空間にこれほどぴったりの演奏は無いですね。


ベートーヴェン - ピアノソナタ 第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」 アシュケナージ